種名：Mixosaurus panxianensis産地：中華人民共和国 貴州省時代：三畳紀中期(Ladinian - Anisian)全長：45cm(頭～尾部復元時)母岩：27.5×20.5cm イクチオサウルスに代表されるような，三畳紀に台頭した魚竜の一種です。 頭部が離れてしまってはおりますが，表面の細かいテクスチャーまで保存されたかなり状態の良い標本です。 画像2の様に本来あったと想定される位置に画像処理で頭部を戻したところ，全身の各部位が保存されていることがわかります。 仕上げはサンドブラストが施されており，立体感を感じられる，とても良い標本だと思います。 現在の中国では化石の持ち出しはかなり制限されているため，こちらの標本はだいぶ昔に採集された標本と考えられます。 化石といったら恐竜が人気かもしれませんが，個人的には魚竜などの海棲爬虫類もその美しいフォルムからして引けを取らないと思います。