KINGトランペットを製作していたH.N.White社で開発・製作に携わった後1936年頃から自身の名前を冠した楽器を製作していたF.A.レイノルズが開発したトランペットです。レイノルズ社には残念ながら廃業してしまったカンスタルの創業者、ジグマント・カンスタルも在籍していました。Professionalモデルはプロユースとして発売されていたレイノルズの上位機種です。マイルス・デイビスもレイノルズの楽器を使用していた時期があります。音質は優しく吹き込むとかなりまろやかですが、鋭い息を入れるととても張りのある音になります。現代の楽器よりもやや暖かい音です。バック、ヤマハより出せる音色の幅がかなり広く、色々なジャンルに柔軟に対応できそうです。演奏してて楽しい楽器です。シリアルナンバーは420xxですので、1956年製。奇跡的に全てのバルブ、スライドがスムーズに動き気密性もバッチリでポンと音が鳴ります。凹みはややあり(画像ご確認ください)、外見はかなりやれていますが実用性はバッチリです。横向きの8は.458ボアの印で、現代のMLボアと同じように演奏できます。古い楽器にありがちな狭いボアの窮屈な感じや、スカスカに抜けている感じは全くありません。アメリカから購入し、ポップスに使用していましたが最近は使用しておらずしまっておくのも勿体無いのでご使用いただける方にお譲りしたいと思います。マウスピース なし。ケースは純正のものをおつけします。保管用にお考えください。御質問などお気軽にどうぞ