黒地と、紫・紺色系のシックな地色のリバーシブルの道行コートです。紫系の方は、優しい唐草模様が施され、更に縦にゆらゆらと波のような織が掛けられている、凝った布地となっています。お色目は２枚目のお写真がよく再現しています。黒の方は葉っぱのような地模様がある上質なちりめんで、美しい張りと艶がございます。お写真でご確認ください。母がわたくしのために仕立ててくれたのですが、着用する機会がなく、お役に立つ方がいらっしゃいましたらお譲りしたいと思います。正絹で未使用、完璧なリバーシブルと、くるみボタンのお仕立てなど、和裁の達人の技は、ただただ見事としか申し上げられません。一着お持ちになられれば、二着分の豊かな安心感、黒はご不幸のシーンはもちろん、すべてのお着物のお色と柄行きと調和する、万能の格式あるお色でございます。母によりますと、28万円ほどだったとのことです。これからの季節、こっくりとした濃いお色目がよく映ることと存じます。帯付きでのお出掛けは、レディは避けた方が無難と、お着物の専門家が異口同音におっしゃいますね。ドレスコード的にも、大切なお着物、帯を守るためにもコートが必須と思います。寸法は、裄約66.5センチ、着丈約90センチ、袖丈約48センチ、袖幅約34センチです。素人の採寸ですので、ご承知おきくださいませ。袖丈が多少短めとお思いかも知れませんが、コートの袖丈が着物より長いと振りがはみ出して美しくないそうです。短いと袖の底で着物の袖を支えて固定してくれますので、後ろ姿、横向きの姿が端正に整って見えるということです。確かに、お襦袢、着物、コートのお袖の振りの揃っていない着姿は、ほかがどんなに素敵でも、とても残念でございますものね。ご質問、お値下げのご相談など、お気軽になさってください。着物、和装コート、道中着、喪服、訪問着、小紋、付け下げ、色無地